バンコク都庁(BMA)は3日、パドゥンクルンカセム運河沿いの歩道で、違法に設置された露店約110軒の撤去を開始した。歩行者が安全に歩くスペースを確保し、景観を改善するBMAの計画の一環。タイ公共放送PBSが報じた。
ジャッカパン副知事によると、バンコク都公共事務局は、ポーンプラーブ区役所と隣接2地区と共同で撤去計画を実施した。
110軒の露店のうち、大半は朝に屋台を建てて夕方に撤去するが、32軒は公共エリアや歩道に侵入して半永久的な建物を建設したため、撤去する必要があったという。移動させた商人は、近隣のボーベー市場の関係者とは無関係。
副知事は、昨年は露店業者が不法占拠した歩道が都内に791カ所あったが、交渉により約2000業者が移転。今年は692カ所に減ったと述べた。