タイ商務省が発表した6月の消費者物価指数(CPI、430品目、2019年=100、速報値)は107.83で、前年比0.23%上昇した。上昇率は6カ月連続で低下し、過去22カ月で最低となった。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、燃料や家電、食肉・調味料などの価格が下落した一方、電気・ガス代や家賃、公共交通機関などは上昇した。
前月比では0.6%上昇。1~6月の平均上昇率は2.49%だった。
振れ幅の大きい生鮮食品とエネルギーを除いたコア指数は104.35で、前年同月比1.32%上昇した。1~6月の平均上昇率は1.87%だった。
同省は、第3四半期の上昇率は小幅に推移すると予測。燃料価格が横ばいで推移していることに加え、食肉の生産量増加に伴い、価格が下落すると見込んでいる。また2023年通年の上昇率は、1.7~2.7%から1~2%に下方修正した。