タイ首相府のトライスリー副報道官は12日、保健省の報告によると、今年初めからデング熱が流行しており、1~5月の患者が1万8173人にのぼると明らかにした。昨年比4.2倍の増加で、過去3年で最高水準。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。
報道によると、これまでに15人が死亡。一週間あたりの平均患者数は900人だという。患者が最も多い地域はバンコク都、東部トラート県、北部ナーン県、東部チャンタブリー県、東部ラヨーン県、北部メーホンソーン県。患者は若年層が多く、5~14歳が最多で、続いて15~24歳となっている。
保健省は、デング熱は雨季の6~8月に増える傾向があるため、9月までは注意するよう呼び掛けている。