タイ商工会議所大学・経済ビジネス予測センター(UTCC)が発表した5月の消費者信頼感指数(CCI、100以上が好感)は55.7で、前月から0.7ポイント改善し、過去39カ月で最高だった。上昇は12カ月間連続。カオソッド・オンラインが報じた。
UTCCのタナワット局長は、依然として指数は100を下回っており、タイ経済の回復の遅れに消費者は不安を抱いていると述べた。総選挙後の政権樹立と政情不安、高騰が続く電気代などの生活費、世界経済の減速も懸念要因とした。
8月までに新政権が樹立した場合、今年の国内総生産(GDP)は3~3.5%成長と予測。政権樹立が8月以降に遅れた場合、海外からの投資などにも遅れが出て成長率は3%程度に留まるとしている。