タイ工業省が発表した4月の製造業生産指数(MPI、基準年2016年=100)は、前年同期比8.14%減の83.51だった。前月比では20.79%低下。設備稼働率は53.82%だった。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。
工業省工業経済事務局(OIE)のウォラワン局長によると、1~4月のMPIは96.87で、前年同期比4.69%縮小した。世界経済の減速で輸出が減少したことや、製造コストの上昇が要因。また国内需要も減少傾向で、順調に成長していた自動車産業などを注視する必要があると指摘した。
また同局は、2023年のMPI予測を1.5~2.5%増から0.0~1.0%増に、工業部門の国内総生産(GDP)は、1.5~2.5%増から0.0~1.0%に下方修正した。