タイ旅行業協会(ATTA)によると、1月から5月の中国人旅行者は約100万人で、そのうち団体ツアーは約10万人、2019年比で約10%に留まっていると明らかにした。マティチョン・オンラインなどタイ各メディアが伝えた。
タイ英字紙ザ・ネイションによると、タイ政府観光庁(TAT)は今年末までに、500万人の中国人旅行者の受け入れを目指している。ATTA会長は、「現在のビザ承認期間は長すぎる。コロナ渦以前は3~5日だった。不必要な手続きを減らす必要がある」と述べた。
TAT副会長は、電子ビザ申請が中国人旅行者の入国を妨げており、早急に対処する必要があるとしている。通年目標である500万人の達成に向け、1日あたり1万~2万件の中国ビザを処理する必要があるが、電子ビザプラットフォームでは1カ月で8万4000件しか処理できない状態だという。