タイ東北部のコンケン大学工学科のラチャポン准教授は17日、電気自動車を家庭用蓄電池として利用できるV2H(Vehicle to Home)対応の電気自動車(EV)バスを試作し、お披露目した。三菱商事が開発資金を支援。日産モーター(タイ)が日産リーフを実験用に提供した。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、試作車は、日本主導で規格化した世界基準のEV急速充電方式「Chademo」による設計・開発。太陽光発電も利用できる。「Chademo」の導入は東北部で初めて。
試作したバスは車体重量3400キログラムで20人乗り。最高速度は時速105キロメートルで、走行距離は155キロメートル。家庭の電気代が1ユニット当たり5バーツの場合、1回の充電費は約157.5バーツになるという。