タイのカシコンバンク傘下の総合研究所カシコン・リサーチ・センターは15日、2023年1~3月期の実質GDP(国内総生産)成長率は、観光業の回復で前年同期比2.7%増、前四半期比で1.9%成長したと推定した。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。
サービス輸出は前年同期比87.8%増加。民間消費も5.4%増え、高水準を維持した。一方、世界経済の縮小に伴い輸出は減少。新型コロナウイルス感染症への対策費用が急激に減少したことから、政府消費は同6.2%縮小した。
カシコン・リサーチ・センターは今年のGDP成長率を3.7%に維持。世界経済の減速によるリスクに直面しているものの、観光業の回復は今後もタイ経済の主要な原動力になるとしている。