タイ商務省が発表した4月の消費者物価指数(CPI、430品目、2019年=100、速報値)は107.96で、前年同月比2.67%上昇した。前年同月比の伸び率は4カ月連続で鈍化している。
エネルギーや肉・野菜・調味料などの食品価格の下落が影響した。一方、ソンクラーン(タイの旧正月)の連休で需要が増加した鶏卵やマンゴスチンなどの果物類は、猛暑により生産量が低下し、価格が上昇した。
品目別では、電気・燃料・水道は前年同月比11.13%、果物と野菜は同10.21%、コメ・小麦粉・小麦粉製品は5.11%上昇した。
振れ幅の大きい生鮮食品とエネルギーを除いたコア指数は104.27で、前年同月比1.66%上昇した。