タイ地元紙によると、タイ中央銀行(BOT)タリサ総裁は、現在の経済情勢は先行き不透明であり、日々変化をし続けていることから、BOTが発表しているGDP成長率予測について、修正を続ける可能性が高いことを明らかにした。
総裁は今年のタイ経済について、世界経済危機の影響でアジア通貨危機の1998年時のGDP成長率マイナス11%以来のマイナス成長となる見通しだが、今回はそれほどひどくならないと見ている。また現在厳しい状況にあるが、今年下半期には政府による景気刺激政策の成果がはっきりと見え始めるだろうとしている。
米経済について、現在厳しい状況にあるが、まだ底ではない。一方でタイは不良債権が少ないことから、世界経済が回復を始めれば、他国に先んじて回復を始めるだろうと述べた。