在チェンマイ日本総領事館は4月26日、日本政府がタイ北部チェンライ県チェンコーン郡シードンチャイ町に、消防車1台(8000リットル水槽付き)の追加整備のため、総額301万バーツ(約1035億4400万円)を支援したと発表した。同町の水槽付き消防車は計2台となり、管轄エリア内で火災・干ばつが発生した際の消火・給水体制向上が期待される。
支援は草の根・人間の安全保障無償資金協力によるもの。4月28日に引渡式があり、在チェンマイ日本総領事館の樋口惠一総領事、ギティポン・ウォンチャイ町長、ダナイワット・シームアン副郡長ら関係者が出席した。
シードンチャイ町は、チェンライ県の中心地から約90キロ離れた山間地域。乾季になると森林火災が多発し、煙害が深刻な社会問題となっている。また、管轄エリア内の平地に密集している山岳民族の家は、火災に弱い伝統的な木造家屋だという。