日立製作所は26日、送電ロス抑制に向けてタイ発電公社(EGAT)と共同で推進している「電圧・無効電力オンライン最適制御システム(OPENVQ)」の実証運転を開始したと発表した。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)がタイ・エネルギー省(MoEN)と取り組んでいる、電力系統運用の低炭素化・高度化を目的とした実証事業で、日立製作所に委託している。
実証運転では、EGATが所有するタイ北東部の送電網を対象に、OPENVQとEGATが運用するSCADAシステム(給電指令所の電力系統の監視・制御システム)を連携。送電ロスを抑制し、送電運用の高度化・効率化を目指す。