タイ商工会議所大学(UTCC)が11日に発表した3月の消費者信頼感指数(CCI、100以上が好感)は53.8で、過去37カ月で最高となった。上昇は10カ月間連続。
項目別では、全体経済は48.0(前月46.8)、就職機会は50.9(同49.9)、将来収入は62.5(同61.2)で、ほぼ全ての項目で上昇した。
同大学のタナワット局長によると、好調な観光業が指数の上昇を牽引した。一方で、中間所得層や低所得層(月収2万バーツ未満)の消費は依然として弱いと指摘。またソンクラーン祭りや、5月に予定されている総選挙の経済効果を注視する必要があると述べた。
今年のタイ経済の成長率は、3%から3.5%と予測した。総選挙のため第3四半期から第4四半期にかけて政治の空白が生じるため、3.5%以上の成長は難しいとした。