カシコーン・リサーチ・センター(KRC)は、今年タイのGDP成長率について、前月予測のマイナス1.5%からプラス0.2%との予測からマイナス1.5%からマイナス3.5%との予測に引き下げたことを明らかにした。また今年上半期の同成長率について、マイナス3.8%からマイナス4.9%になると予測している。
これはタイ国内の輸出高成長率について、今年第4四半期初頭までマイナス10%以上となり、通年で過去最悪のマイナス成長となる可能性が高いことから、輸出向けの生産工場がリストラを加速させ、消費者の購買意欲を減退させることなどから予測をさらに引き下げたとしている。
また今年世界のGDP成長率がIMFが予測しているマイナス0.5%からマイナス1.0%より悪化する可能性があると指摘した。