タイ国政府観光庁(TAT)のタネート副長官(アジア・南太平洋地区担当)は21日、2023年第1四半期にタイへ入国する中国人旅行者は、当初見込んでいた30万人を超えて、40万人に達すると予測した。タイ字紙プラチャーチャート・トゥラキット(電子版)が報じた。
北京や上海、広州、成都、昆明など中国の各都市から、個人旅行で入国する中国人が多いという。第2四半期も旅行者の回復傾向は続き、第1四半期より増える見込み。
タイ観光・スポーツ省の最新のデータによると、3月13日から19日の一週間の間にタイへ入国した外国人旅行者は49万8753人で、前の週の53万7937人より減少し、タイ観光が閑散期に入る兆候を示した。
TATは、2023年の中国人旅行者数の目標を、2019年比で約45%にあたる500万人に設定している。