日本政府観光局(JNTO)が15日発表した統計(推計値)によると、1月に日本を訪れたタイ人は6万3400人で、昨年同月(356人)比は大幅に増加した。新型コロナウイルス感染症の影響を受けていない2019年同月比では、68.4%まで回復している。
バンコク~関西間の航空路線の増便などもあり、日本への直行便数は前年同月に比べ回復傾向にある。
1月の訪日外国人旅行者数は149万7300人で、150万人に迫る勢い。クリスマス休暇などで訪日旅行需要が高まる12月に比べ、1月は欧米市場を中心に閑散期にあたるが、旧正月などの影響もあり、東アジアからの訪日旅行者が100万人を超えた。
地域別では訪日客数の多い順に、韓国が56万5200人(前月45万6100人)、台湾が25万9300人(同17万200人)、香港が15万1900人(同14万1300人)、米国が8万8100人(同10万9500人)。タイの訪日客数は米国の次に多かった。