タイ工業連盟(FTI)が15日発表した1月の産業信頼感指数(100以上が好感)は93.9で、前月比1.3ポイント上昇した。2019年の6月以来、43カ月で最高値となった。
FTIのスチャート副会長は、政府の支援措置や観光業の回復、国内需要の拡大がプラス要因になったと述べた。一方でエネルギー価格の高騰、バーツ高、世界経済低迷による外需の弱体化が、タイの輸出にリスクを与えていると指摘した。
3カ月後の指数予想は101.1で、前月の99.9から上昇した。国内消費の拡大や観光業の回復がプラスに働くと予想されている。
同副会長は、事業者の生産コスト削減のため、タイ政府に5~8月の変動電力費(FT)を引き下げるよう提言した。