タイ字紙マティチョン・オンラインは9日、北部のチェンダオ野生生物保護区で、保護局オフィス周辺が駐車場として整備され、数十本の樹木が枯死する可能性があると報じた。あるFacebookユーザーが現地の写真を投稿し、SNS上で話題になっている。
投稿によると建物の周辺には数十本の木があり、根元まで隙間なくアスファルトに覆われている。投稿者は、「いい加減な仕事だ。水が土まで行き渡らず、成長を妨げて死んでしまうのでは」と指摘した。
同保護区の関係者はFacebookで、工事は途中段階に過ぎないと釈明。急いで木の周囲1メートルを土に戻すよう、工事の請負業者に通知したと謝罪した。
マティチョン・オンラインは「保護局は、保護地域であることを理由にしばしば地元住民を違法伐採の容疑で逮捕するが、今回は当局が平気で木を殺している」と報じている。