タイ人が米を食べる量が減ってきている。以前は一人あたり年間100㎏ほどだったが、現在は75㎏まで減少しているという。タイ米協会会長で農産・食品事業大手CP Food Storeのヨンユット上級副社長は、消費量の減少が続けばコメの生産システムに影響が出るだろうと述べた。タイ字紙タイラットが9日付で報じた。
一方で生産コストは高騰している。1キロ当たり19バーツだったジャスミンライスは、25バーツまで上昇しているという。
同協会と米生産者は、コメの販売価格を維持することに同意したとヨンユット氏は述べた。生産コストが上昇しているものの、コメ市場は新たなブランド米が参入するなど競争が激化。コメ消費量は減少傾向にあるが、品質をより重視していくという。