バンコク首都圏で路線バスを運行するタイ・スマイルグループ社は30日、路線バス38番と48番の運行を開始した。開会式に出席した運輸省のサックサヤーム大臣は、今後1年半でタイのすべてのバスを電気自動車(EV)に切り替える方針を明らかにした。
同社はスマートバス社と協力し、2023年に車両を天然ガス車(NGV)からEVバスに切り替える計画を発表した。240億バーツを投入し、6月までに1850台を導入する。さらに予備のEVバスを900台準備する。
またチケット制を廃止し、お金をチャージ(入金)して利用するホップカードシステムに切り替える。タイ運輸省陸運局によると、カードで乗客情報を収集。時間帯によって一部のバスに乗客が集中する一方で、乗客が少ないバスもあり、ビッグデータを集めてバス運営に利用する。