トヨタ・モーター・タイランドが26日発表した統計によると、2022年のタイ国内の自動車総販売台数は84万9388台で、前年比11.9%増加した。また2023年の国内販売台数は、前年比6%増の90万台と予測した。
国内経済の回復を支える継続的な景気刺激策や政府の金融政策緩和、貿易相手国の景気回復に伴い輸出が伸び始めたことなどが、好転を支える要因となった。半導体不足や輸送コストの上昇など不安要素が残るものの、タイの自動車産業は回復基調にある。
2022年販売台数の内訳は、乗用車が5.3%増の26万5069台、商用車が15.2%増の58万4319台だった。
メーカー別では、首位がトヨタで28万8809台(前年比20.5%増)。2位がいすゞで21万2491台(同15.4%増)、3位がホンダで8万2842台(同6.6%減)だった。
また12月単体での国内販売は、前年同月比9%減の8万2799台。首位がトヨタで3万197台(同11.2%増)。いすゞが1万8216台(同3.1%減)、ホンダが8324台(28%減)と続いた。