タイ商工会議所大学(UTCC)が発表した12月の消費者信頼感指数(CCI、100以上が好感)は49.7となり、7カ月連続で上昇。過去25カ月で最高となった。国内外からの観光需要の回復や新型コロナウイルスの感染状況の改善、オイル価格の低下などが上昇を後押しした。
主要項目別では、現代消費者信頼指数が32.6から34.6に、将来信頼指数は55.2から56.9にそれぞれ上昇し、過去21カ月で最高となった。経済全体が42.0から43.9に、就職機会が45.2から47.0、将来収入は56.4から58.1にそれぞれ上昇した。
また2023年のタイ経済は、3.5~4%の成長を予測。中国の海外旅行解禁宣言が早まったため、世界経済の大きな混乱がなければ4%の成長が見込まれるという。