バンコク中心部プラトゥーナム交差点近くの「チャルームラーブ市場」が取り壊され、約30年の歴史に幕を下ろした。
屋台など697件や商業ビルなどの取り壊しが完了し、土地の企画開発計画を担うプラチナム・スクエア社に跡地が譲渡された。同社は2012年、土地の所有者である王室財産管理局から、30億バーツ(レンタル期間30年)で入札。商人らが立ち退きに応じず、土地の譲渡が遅れていた。
地元紙マティチョンの報道によると、同社は2023年にも再開発計画を始める見込み。商業施設やホテルなど複合施設として開発する計画があるという。
同社はバンコク中心部にあるプラティナム・ファッションモールや、ノボテルホテルなどを開発。バンコクのラチャプラソン交差点周辺では90億バーツを投入し、ショッピングセンターの「ザ・マーケット・バンコク」をオープンしたほか、オフィスビル「ピア111」と「モクシー・バンコク・ラチャプラソンホテル」も建設中だ。