英系不動産仲介大手ナイトフランク・タイランドは、今年上半期のバンコクにおける新築住宅供給戸数が前年同期比38.7%減の6293戸となったと発表した。
タイ地元紙によると、新たに市場に供給された住宅のうち売買契約が結ばれたのは前年同期比13.3%増の2333戸だった。
新型コロナウイルスによる経済低迷などの影響で、タイ人・外国人ともに購買意欲を失っている。これを受けて、大手不動産デベロッパーは、コンドミニアムなどの販売開始時期を今年第4四半期まで延期している。
ただし依然1000万バーツ以上の高級住宅の需要は高く、一軒家・タウンハウスなどの市場は安定した供給は続いている。