タイ証券業協会(ASCO)カムパナート会長は、米金融危機が発生して以来、タイ株式市場(SET)の平均売買代金が連続的に減少していることを明らかにした。08年第3四半期は平均売買代金が1日170億バーツだったものの、同年第4四半期に入ると同120億バーツ、今年1月には同100億バーツとなり、今年2月には同77億バーツと連続的に減少しているという。
この影響で、証券会社の総収入の70-80%を占めている証券仲介手数料が大幅に減収となることから、今後も売買代金が伸びなければ、証券会社は社員の給料削減や社員削減を進めコスト削減を進める可能性があると述べた。