ステープ副首相は10日、反タクシン派団体の民主主義市民連合(PAD)と対立を深めているとの報道に対し、PADとの対立は全くないと発言した。一部メディアでは、PAD幹部のソンティ氏を中心に対立していると報じている。
また同副首相は、もしPADが前政権を打倒した様に、現政権への非難を開始する恐れがあることについて、もしそのようなものがある場合、政府ではなく私自身であるとし、現政権が打倒されることはないと述べた。
PADは昨年、タクシン派政権を打倒するため、首相官邸占拠をはじめ、国営放送の電波ジャック、ドンムアン・スワンナプーム国際空港の封鎖などを行い、当時の政権を退陣に追い込んだ要因を作った団体。