タイ証券アナリスト協会(SAA)は、今年世界経済停滞の影響で、今年上半期のタイの株式市場は不安定となるが、第3四半期頃には安定し始め、第4四半期頃には上昇し始めると予測した上で、今年の上場会社の平均利益成長率が前年比10-15%増となるとの見通しを明かした。
SAA会長兼アジア・プラス・セキュリティーズ(ASP)コンキアトCEOは、今年のタイのGDPがマイナスに突入し、通年でのGDP成長率がマイナス3%からマイナス3.2%になる可能性がある。その影響もあり、タイ株式市場が閑散とするが、諸外国市場より投資メリットがあるとしている。それは配当利回りを6%以上に設定している会社が多いことを挙げている。