バンコク・バンク(BBL)は、同バンクが今年のタイのGDP成長率を以前のマイナス1.0%~マイナス1.5%との予想から、0%~マイナス2%と引き下げたことを明らかにした。
以前の予想時より、米国・EU・日本などの先進国の経済がさらに悪化したことから、経済回復に至るまでさらに時間がかかると見られ、今年のタイの輸出高成長率予想も以前のマイナス0.8%~マイナス10.4%からマイナス9.8%~マイナス18.4%に大幅に引き下げたという。
またタイ国内の外資系企業が、世界経済停滞の影響を受け、設備投資拡大などを見送っていることや、失業者数増加や経済先行き不透明感から消費意欲が停滞しGDP成長率を押し下げるとしている。