タイ地元紙によると、タイ発電公団(EGAT)情報部理事長ポンディット氏は1日、昨年3月頃バンコク都内ノンチョーク区でスクラップ業者に転売する目的で、高圧鉄塔のボルトやナットを取り外し鉄塔を倒壊させたとして、5人組の青年が逮捕された事件で、犯人の保護者に対して損害賠償請求をミンブリー区の民事裁判所で行っていたことを明らかにした。
この鉄塔を倒壊させたことにより、付近一帯が停電となり甚大な損害を同社に与えたとしている。そのため損害賠償金として744万5942バーツを要求した。
この5人組の犯人のうち4人は未成年であったことからバンコク都内の青少年保護教育施設に送られ、残りの1人は成人しているものの、初犯である事や妊娠中を考慮し、禁固刑は免れたという。