世界保健機関(WHO)は、現在タイとカンボジアの国境周辺にて抗マラリア剤として最も効果的とされるアーテミシニンなどに耐性を持つマラリアウイルスが発見されたと発表した。
この発表によると、そのほか長年使用されてきたクロロキン、サルファドックシン・パイリメタミン、メッフォルキンといった抗マラリア剤も耐性を持つとのことだ。
もし何かしらの形で歯止めを掛けなければ、近隣諸国に拡大し感染したら問題だとしており、米マイクロソフトのビルゲイツ財団から資金援助などを受け、対策を行っていくとしている。
マラリアは過去50年で感染し死亡するケースは著しく低下したものの、現在も年間約100万人の命が失われているという。