タイ地元紙によると、米格付け機関のムーディーズは、先日タイ国家経済社会開発委員会(NESDB)から発表されたタイの08年第4四半期のGDP成長率が前年比マイナス4.3%となったことから、タイ経済が急速に悪化を始めているとの見方を明らかにした。
またアジア圏内でタイは最も世界経済の危機に影響を受ける国だとしている。タイは他国に比べ輸出依存が高い国であることが挙げられるという。同四半期のGDP成長率が急落した理由として、電子・電気製品や自動車、その他工業製品の需要が減少したことを始め、農産物価格が下落したことやタイ国内情勢の悪化で観光業に甚大な被害を与えたことが影響したという。