タイ中央銀行(BOT)タリサ総裁は20日、25日に行われる金融政策決定委員会(MPC)にて今年のタイのGDP成長率を再検討することを明らかにした。現在MPCの予測値は0-2%となっているが、世界経済の悪化は急速でさまざまな経済数値が急速に悪化していることから見直しが必要だという。
国際通貨基金(IMF)による世界のGDP成長率予測が0.5%にとどまっていることや、また石油価格及びCPI上昇率が急減していること、特に今年1月のタイの輸出高成長率が前年比26.5%減と予想以上に悪化していることが見直しの理由だという。