タイ工業連盟(FTI)サンティ会長は、今年1月の産業信頼感指数が過去5年で最も低い数値となった前月の62.9から64.1に上昇したことを明らかにした。これは国内政情が改善に向かったことや経済促進政策を打ち出したこと、企業が昇給やボーナスを支給したことで、消費者信頼感が回復したことから、商品・サービスの受注が増加したためだという。特に現在海外からの受注が改善に向かっているとしている。
だが前年同月の同指数は102.6と今年より高水準だった。これは昨年に比べ、企業が将来の国内外の経済情勢を不安視していることや政治情勢が悪化する可能性を危惧していることが影響しているという。