タイ国家経済社会開発委員会(NESDB)は、今年のGDP成長率見通しを2.7〜3.7%から1.5〜2.5%に引き下げた。
タイ地元紙によると、新型コロナウイルスの流行で、今年の観光客数見通しを4180万人から3700万人に引き下げたこと、水不足の影響で農作物への被害が拡大していること、政府による2020年度予算の執行が遅れていることが理由。
またNESDBは、2019年のGDP成長率がプラス2.4%となり、5年ぶりの低水準にとどまったと発表した。米中貿易摩擦による世界経済の停滞、バーツ高による競争力低下などが理由。