タイ国政府観光庁(TAT)は、新型コロナウイルスの感染者拡大を防ぐ措置として中国政府が外国への団体旅行を禁止したことで、タイの観光業に影響が及んでいると明かした。
タイ地元紙によると、TATユッタサック総裁は、すでに予約キャンセルが相次ぎ、観光業に深刻な影響が出ているとし、31日に行われる経済対策会議で観光業活性化に向けた対策を講じる様求めていくとしている。
中国人観光客数は月間約80万人、そして一人当たりの消費額は約5万バーツほど。もしこの問題が3ヵ月ほど続いた場合、タイ経済に900億バーツ以上の損失を及ぼす可能性があるとしている。
この様な予測は各銀行の経済アナリストからも出ており、影響は避けられない見通しだ。