タイの最高裁判所は、スワンナプーム国際空港を管理するエアポーツ・オブ・タイランド(AOT)が空港近くにできた大型アウトレットモール「セントラル・ヴィレッジ」に対して行なっていた嫌がらせをやめるよう命じた。
タイ地元紙によると、AOT側はセントラル・ヴィレッジの影響で空港周辺の渋滞が酷くなり、空港サービスに支障が出るという理由で、セントラル・ヴィレッジにつながる道路を封鎖する営業妨害を行なっていた。
今回最高裁では、AOT側の言い分は対応できるもので、セントラル・ヴィレッジ側に瑕疵はないと判断した。
スワンナプーム国際空港近くには、米アウトレットモール開発大手のサイモン・プロパティ・グループとタイ地場でサイアム・パラゴンなどのショッピングモールを運営するサイアム・ピワットの2社が共同で開発中の大型アウトレットモール「サイアム・プレミアム・アウトレット」も開業を控えている。