ジョーンズ・ラング・ラサール(タイランド)スピン取締役は、当初バンコク都内を中心としたオフィスの空室率が08年下半期に回復すると予想していたが、世界経済停滞の影響で多くの企業が事業縮小やコスト削減を進めていることで、現在も回復していないと明らかにした。
同社によると、現在バンコク都内中心部のオフィスの空き総床面積が前年初月の13.6%から18.8%の20万平方メートル以上に上昇しているという。同地のオフィスの総床面積は147万平方メートル。
この影響で平均賃料が、07年は一月1平方メートル当たり700バーツから現在同670バーツとなっているという。