連立与党のプームチャイタイ党チャワラット党首が、恩赦法案に賛成を表明していることが、政府内で問題になっている。
同法案は、現在野党プアタイ党を中心に、過去に解党命令が下され参政権停止となっている党幹部対し、恩赦を与え再び政治の場に復帰できるようにする法案である。
これに対しソーポン運輸相は、この時期に恩赦法案を議会に提出し議論することについて反対している。現在の優先事項は世界経済悪化の影響で困窮する国民を救うことだとしている。そのほかタイ国内の経済情勢を回復させることが重要だと述べている。この法案を議会に提出すると再び国内情勢を悪化させかねないと危惧している。