アピシット首相は16日のセミナーで、現在の世界経済危機は過去どの危機より最も厳しいものであると発言した。それは世界経済の中心である米国発経済危機であるためだという。そのため世界経済輸出入の中心である同国が経済危機に陥ったことにより、世界各国が連鎖して経済危機になり悪化が加速しているという。
この対応策として、一刻も早くタイの信頼感と流動性を回復させ、タイ国内の投資意欲を活性化することが重要だとしている。
また今年第1四半期のGDP成長率についてマイナス成長となるものの、第2四半期には景気刺激政策の影響で回復に向かうとしている。そして今年下半期には、世界各国による景気刺激政策の影響で、同国は必ずプラス成長に向かうと述べた。