タイ選挙管理委員会は、3月24日に行われた下院総選挙の公式な開票結果を発表した。小選挙区1議席と比例区1議席を除く498議席が確定した。
タイ地元紙によると、議席数トップはタクシン派プアタイ党で136議席(小選挙区136、比例区0)。2位はタイ軍派パランプラチャーラット党で115議席(小選挙区97、比例区18)、3位は反軍政派アナーコットマイ党で80議席(小選挙区30、比例区50)、4位は民主党で52議席(小選挙区33、比例区19)、5位はプームチャイタイ党で51議席(小選挙区39、比例区12)と続いた。
首相の選出は、上院250議員と下院500議員によって決められる。下院議員は公選制だが、上院議員は軍によって選出される任命制のため、軍が支持するプラユット首相の続投が決定的となった。
タクシン派政党は、プアタイ党とタイラックサーチャート党の2党体制で総選挙を挑もうとしたが、総選挙前に憲法裁判所からタイラックサーチャート党に解党命令が下されたこともあり、元々厳しい選挙戦となることが予想されていた。