タイ選挙管理委員会は、反軍派アナーコットマイ党タナートーン党首がメディア関連事業を手がける会社の株式を保有していたことは議員資格に違反しているとして、タナートーン党首に弁明を求めた。
タイ地元紙によると、今後1週間以内にこの疑いに関して、反論する機会が与えられるそうだ。現在タナートーン党首は、ヨーロッパを訪問中で、今日午後に帰国する予定となっている。
この容疑に対して、タナートーン党首は議員に立候補する前の今年3月21日付で保有していた全株式を母親に譲渡したことを明かしており、違反はしていないと反論している。
もしこの違反が認定されれば、タナートーン党首の参政権停止やアナーコットマイ党の解党命令が下される可能性が高い。
アナーコットマイ党は、先日行われた総選挙で非公式情報ながらタクシン派プアタイ党、タイ軍派パランプラチャーラット党に次いで第3政党となる得票数を稼いでいる。