憲法裁判所は本日(7日)、タクシン派タイラックサーチャート党の解党を命じる判断を下した。また同党の幹部14人に対して10年間参政権を剥奪となった。
今回解党判断を下した理由として、政治を超越した存在である王室関係者を同党が首相候補に擁立しようとしたことが憲法違反に当たるとしている。
タイ地元紙によると、この結果によって同党で立候補していた283人は、今月24日に行われる総選挙で立候補する資格がなくなった。
今回法律違反の疑いがあるとし同裁判所に訴えていた選挙管理委員会も、その判断を下した同裁判所についても、反タクシン派寄りと見られており、予想通りの結果となった。
これによって連携を取っていたタクシン派の2大政党の1つが消滅したことで、選挙を行う前からタイ軍派政党などの反タクシン派が勝利することが確定的となった。