タイ選挙管理委員会は11日、タクシン派タイラックサーチャート党が首相候補に指名していたウボンラット王女について、首相になる資格がないと判断した。
来月24日に行われる総選挙では、各党3人まで民間人を含めて首相候補を擁立することが可能となっており、同党はこのうちの一人を王女として同委員会に提出していた。
だが王女が同党の首相指名を受けていたことが明らかとなった後、ワチラロンコン国王が王女の擁立を批判する声明文を発表したことで、同党は王女の擁立を断念すると発表していた。
最終的に同委員会は、全ての王室関係者は政治に中立の立場であるべきとし、同党の首相候補に指名することはできないとすることを決めた。