23日夜、ラオス南部アタプー県で建設中のダムが決壊し、下流に住むラオス人の多くが行方不明になっている。
タイ地元紙によると、24日朝時点で死亡者は20人、行方不明者の数は正確にわかっていないが、数百人と見られている。
このダムは、タイの発電会社ラチャブリー・エレクトリシティ・ジェネレーティング・ホールディング(RATCH)が25%、韓国のSKエンジニアリング&コンストラクションが26%、韓国西部発電が25%など外国企業を中心としたコンソーシアムで共同開発されていたもの。
RATCHによると、工事は90%以上進んでおり、来年水力発電を稼働させる準備を進めていた。発電される電力のほとんどをタイ企業に販売するスキームだった。