タイ財務省財政政策局(FPO)は、タイ国家統計局(NSO)の08年12月の失業者数を基にしたタイ経済の分析結果を明らかにした。これによると、08年第4四半期から09年第1四半期にかけてタイ経済がはっきりと停滞傾向に向かっていることから今後も失業者が増加傾向にあるという。
09年の失業率はアジア通貨危機時の4.4%ほどひどくならないものの、3.8-4.2%になると予想している。現政府が失業者保護する目的で立てた予算69億バーツは、失業者を少しは助けるだろうとFPOはみている。
また工業経済局(OIE)が明らかにした08年12月の工業生産指数が大幅に下落した要因として、世界経済停滞による輸出の停滞と、国内経済の停滞を理由に挙げた。