日本の外務省は20日、タイ東北部シーサケート県とカンボジアのプレアビヒア 県との国境沿いにあるプレアビヒア寺院(カオプラウィハーン遺跡)周辺に関して、危険情報の危険レベルをレベル1に引き下げた。またスリン県の一部(パノム・ドン・ラック郡及びガープ・チューン郡のカンボジアとの国境地域)に発出していた危険レベルを解除した。
過去にタイとカンボジア両軍の小さな衝突が発生していたが、近年は沈静化したことが引き下げの理由。ただしプレアビヒア寺院周辺への渡航は最新の情報を得た上で、判断してほしいとしている。
タイ国内に関しては、このほかナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県全域およびソンクラー県の一部(ジャナ郡,テーパー郡及びサバヨーイ郡)に対して危険レベル3、ソンクラー県(その他全域)にレベル2、バンコクにレベル1を引き続き継続して発出している。