東京都福祉保健局は9日、タイから輸入された「MDクリニックダイエット」と称される製品を20代の女性が個人輸入して服用したところ、悪心、手足のしびれ等の健康被害を生じた報告があったと発表した。
同局は、この製品を服用している人に対して直ちに服用を中止し医療機関で受診するよう呼びかけている。
この製品は、ダイエットを目的にタイの病院が処方する複数の医薬品から構成される製品群の総称で、「ヤンヒーホスピタルダイエット」等の類似名称で販売されている場合もある。
日本ではインターネット等の個人輸入代行サイトを経由し、主に個人輸入で入手されており。過去の調査で、食欲抑制薬、向精神薬、甲状腺末、便秘薬等を含有することが判明しており、複数の自治体で多数の健康被害事例(疑い)が公表されている。