全世界で大流行しているランサムウェア「WannaCry」が、タイの一部政府系機関のパソコンにも感染し被害が出ているようだ。
タイ地元紙によると、通信メディアテクノロジー機関は、タイの一部機関のパソコン約200台が感染したことを確認したと明かしている。
このランサムウェアはWindows製ソフトの脆弱性を狙ったもので、このマルウェアに感染すると一部のデータにアクセスが出来なくなってしまう上に、一定の金額を支払うことを条件に復元するという警告文が表示される。
最新のセキュリティ更新プログラムをインストールしていれば回避できるが、未だに一部で利用されているWindows XPなどはサポートが終了しており、これが感染拡大の理由と見られている。
これを受けてマイクロソフトは、すでにサポートが終了したWindows XPなどに緊急のセキュリティ更新プログラムの提供を行っている。