国家平和秩序評議会(NCPO)議長であるプラユット首相は、暫定憲法44条を利用し車の運転手及び同乗者全員にシートベルトの着用を義務付けるよう陸運法を改正した。
タイ地元紙によると、今回暫定憲法44条を行使した理由は、増加している交通事故による負傷者を減らすことを目的としたものだそう。これまでは運転手及び助手席に同乗する人のみシートベルトの着用が義務付けられていた。
暫定憲法44条は、国家秩序を乱すものに対していかなる法律で保護されていたとしても、NCPOの承認を得た上で取り締まれたりする超法規的なもので、これを利用して憲法改正も可能。