タイ国政府観光庁(TAT)は、今年下半期(7~12月)の観光収入見通しを前年同期比20%増の8790億バーツと予想している。
タイ地元紙によると、TATユッタサック総裁は、このほか下半期の航空座席予約数が前年同期比10%増と好調なこと、政情が安定していることで日本、中国、シンガポールなどの客足が戻っていることから、下半期の外国人観光客数は前年比16%増の1744万人に達する見通しと語った。
ここ数年タイの観光業界は、急増する中国人観光客が牽引する形で活況だ。今年1~5月の外国人観光客数は前年同期比12.92%増の1415万8649人。このうち中国人観光客は全体の約30%を占めている。下半期も10月に大型連休を控え、多くの中国人観光客が訪タイするものとみられている。